活動報告
美吹町の「かめっち食堂」
2025.12.21


市民生活にいちばん近いところにあるのが、市政だと思います。
待機児童を減らすために放課後児童クラブを整えたり、高齢者や障がいのある方の福祉を広げたり。
日々の暮らしの中で困りごとを抱えながらも、懸命にがんばっている方々に、将来に希望を持てるよう支えていくことが、市政の役割だと考えています。
今、市議会のあり方も変わってきています。
市民のみなさんの声に耳を傾け、一緒に考えながら「これならきっと役に立つ」と思っていただける政策を立てていく。
そして、できるだけ早く実行に移し、暮らしに反映させていくことが求められています。
ときには過去のやり方にとらわれず、新しい方法を探すことも必要です。
立ち止まって考え直すこともあるかもしれません。けれど、小さな一歩でも確実に積み重ねていけば、必ず市民のみなさんの明日への希望につながっていくはずです。
私は、これからも市民のみなさんと一緒に歩み、共に考え、寄り添いながら、一人ひとりの希望が実現できるまちをめざしていきたいと思います。
― 防犯・見守り・防災を中区仕様にアップデート
岡山市では、自治会・町内会などが設置する防犯カメラに対し、補助金を出して整備を後押しする「防犯カメラ設置支援事業」を行っています。
犯罪の抑止だけでなく、通学路や公園での見守りの目を増やす取り組みが進んできました。
一方で、近年はゲリラ豪雨や線状降水帯によって、下水道や水路からの“内水氾濫”のリスクが高まっています。
岡山市も浸水(内水)ハザードマップを作成し、平井・操明・操南など中区の一部地域を含め、浸水想定区域や避難場所の情報を住民に提供しています。
こうした現状を踏まえ、中区では
・通学路・公園・高齢者の多いエリアを優先した防犯カメラの設置支援
・自治会や学校・警察と連携した見守り体制の強化
・ハザードマップを前提にした排水路の整備や遊水池の機能強化
・避難所運営訓練や要配慮者避難支援体制の具体化
に取り組みます。
「見守られている安心」と「災害時にも守られる安心」の両方を高め、子どもから高齢者まで、誰もが優しさを感じながら暮らせる中区をつくることを、地域づくりの土台に位置づけます。
― 人を育て、人を支えるしくみを中区から
岡山市全体の高齢化率は約27%と、4人に1人以上が65歳以上という状況です。
中区の中には、市平均より高齢化率がやや低い地域もありますが、調査では「虚弱傾向の高齢者が多い」「友人との交流が少ない」「幸福感が低い」といった課題が指摘されています。
市は、高齢者や家族の総合相談窓口として地域包括支援センターを配置し、介護予防や在宅生活の支援を行っています。
また、障がいのある方については、岡山障害者職業センターや障害者就業・生活支援センターなどが、就労準備から職場定着まで一貫した支援を提供しています。
子ども・若者についても、「岡山市こども計画」や子ども・若者支援ネットワーク事業を通じて、居場所づくりや就労支援、貧困の連鎖を断つための伴走支援に取り組んでいます。
こうした市全体の仕組みを踏まえ、中区では
・小中学校と連携した学びの環境整備・学習支援
・中区の企業や事業所と連携した若者の就労・インターン支援
・地域包括支援センターを軸にした高齢者の見守り・介護予防の強化
・障がい者就労支援機関と企業をつなぐマッチングの場づくり
を進めます。
「学びたい子ども」「働きたい若者」「地域で暮らし続けたい高齢者・障がい者」
それぞれの思いが実現できるよう、人への投資と支え合いの仕組みを中区から具体化していく考えです。
― 岡山市の女性活躍施策+中区独自の後押し
岡山市では「女性活躍推進協議会」を設置し、女性の就労・起業を後押しする施策を進めています。
令和7年度からは、女性の社会参画の選択肢として「起業」を位置づけ、女性起業家育成支援事業としてセミナー等も始まっています。
一方で、現場の声として
「出産・育児で一度仕事を離れると、戻るきっかけがつかみにくい」「再就職したくても、ブランクへの不安が大きい」「子どもの預け先や働き方の柔軟性が不安で、一歩が踏み出せない」
といった課題も根強く残っています。
そこで中区では、岡山市の女性活躍施策と連携しながら、
・子育て期の女性向けの再就職セミナーやスキルアップ講座を中区内で開催
・在宅勤務・短時間勤務など柔軟な働き方を導入する中小企業への働きかけ
・女性起業家の交流会や、空き店舗などを活用したチャレンジショップ支援
・子育て支援拠点や保育施設と連携した「働きたいママの相談窓口」の強化
などを進めます。
「子育てもキャリアも大切にしたい」という思いが、我慢やあきらめではなく「選べる未来」につながるよう、女性の一歩を支える中区にしていくことを目標に掲げます。
― 岡山市の“令和9年度待機児童ゼロ目標”に中区から確実に貢献
岡山市では、放課後児童クラブの利用ニーズが年々高まる中で、待機児童が増えてきた経緯があります。
令和6年5月1日時点では、全市で待機児童が236人となり、その後も受け皿拡大に取り組んできました。
こうした中で、市は 令和9年度までに放課後児童クラブの待機児童ゼロ を目標に掲げ、新たな施設整備や民間事業者との連携を進めている状況です。
令和7年5月1日時点では、待機児童は全市で53人まで減少し、1〜3年生の低学年では解消が進む一方、4〜6年生の高学年にはなお利用を希望しているにもかかわらず入れない子どもたちがいる現状が報告されています。
こうした市全体の方針と現状を踏まえ、中区としても放課後児童クラブの受け皿拡大と質の確保に取り組み、岡山市の「令和9年度待機児童ゼロ」という目標達成に確実に貢献していく立場です。
単に新しいクラブを増やすだけでなく、
・学校施設や地域の公的施設を活用した受け皿づくり
・支援員の確保・定着に向けた勤務環境の整備
・保護者が相談しやすい窓口体制の充実
などを通じて、「子どもを安心して預けられるから、安心して働ける」中区 を実現することを、子育て政策の柱に据えます。
― 岡山環状道路・下中野平井線など、市の計画を前に進める
岡山市は「岡山市みちづくり計画」のもと、幹線道路の整備や岡山環状道路の機能強化を進めてきました。
私自身も、市議会で繰り返し課題提起を行い、
・下中野平井線・江並升田線の整備と渋滞緩和
・主要地方道岡山赤穂線(中井〜土田)区間の環状道路機能の確保
について、必要性を訴えてきました。
特に、岡南大橋東詰周辺の渋滞改善や外環状線の機能確保は、中区の交通と防災の生命線になる と考え、私は議会で、江並〜桑野間の整備を含め、計画の前進と具体化を求めてきました。
こうした議会での働きかけを踏まえ、中区としては
・幹線道路の計画的整備と早期供用への後押し
・渋滞解消と生活道路の抜け道化防止
・歩道のバリアフリー化、通学路の安全対策、標識の整備
・災害時の避難路・救急ルートとしての機能確保
を実行の視点で進めます。
「速く移動できるだけでなく、安心して歩ける道路」「子どもも高齢者も安心して歩ける」道路環境をつくることを、中区の道路政策の基本姿勢とします。
― 豪雨に強い中区南部の防災インフラを確立するために
中区南部の操明・操南・平井地域は、祇園用水などを通じた雨水が四番川遊水池へ集まり、最終的に旭東排水機場から児島湾へ排出される仕組みに支えられています。
この排水系統は、地域の浸水対策にとって極めて重要な役割を担っています。
しかし近年、線状降水帯やゲリラ豪雨の頻発により、既存の排水能力では内水氾濫が懸念される場面が見受けられています。
また、水路の土砂堆積や断面不足、運転制御の遅れなど、現場で指摘されてきた課題も存在します。
こうした状況を踏まえ、私は議会で
・四番川遊水池の排水ポンプの増設と能力強化
・水路の土砂除去・通水断面の拡大
・平井排水センター周辺の運用改善と機能向上
・樋門や排水設備の遠隔操作・自動制御化による迅速対応体制
を一貫して求めてきました。
豪雨が来るたびに不安を感じる地域を、
「備えのある地域」「守られる地域」へ転換することが、中区の防災の使命だと考えています。
これからも、地域の声と現場の課題を踏まえ、操明・操南・平井エリアの安全と暮らしを守る排水・防災インフラの整備に、責任を持って取り組んでまいります。
― 岡山市の図書館再編方針をふまえ、中区に“知と交流”の拠点を
岡山市立図書館は、中央図書館・瀬戸町図書館を除く8館が、公民館など他施設との複合施設として運営されています。
市は「公共施設等総合管理計画(図書館)」の中で、今後も図書館を他施設と複合化しながら、施設ごとの役割を見直していく方針を示しています。
一方で、市民の皆さまからは
「子どもと一緒に過ごせる読書・学習スペースがほしい」「カフェやイベントと一体になった、もっと開かれた図書館があれば」
といった声も聞かれます。
こうした状況を踏まえ、中区では
・図書館機能・カフェ・イベントスペース・子どもの学習室などを一体化した多機能施設の整備を、市の図書館再編方針の中で具体的に提案
・地域のサークル活動・市民講座・学生の自主企画など、多様な主体が使える「交流フロア」の設計
・子ども・若者の学習支援やキャリア教育、地域の歴史・文化発信の拠点としての位置づけ
・民間事業者との連携による、運営面での工夫・賑わいづくり
を進めていく考えです。
「本を借りる場所」から一歩進めて、学び・交流・文化が自然と交わる“中区の居場所”としての図書館併設多機能施設 を実現することを、中区の大きなビジョンとして掲げます。
昭和54年 岡山大学附属小学校 卒業
昭和57年 岡山大学附属中学校 卒業
昭和60年 岡山県立金川高等学校(現・御津高校)卒業
平成元年 近畿大学理工学部土木工学科 卒業
平成24年 ㈱ドリームガーデン入社
令和3年 岡山市議会議員補欠選挙で初当選
令和5年 岡山市議会議員選挙2期目当選
都市・環境委員会 委員長
にぎわいの拠点づくり調査特別委員会 委員
防災士
岡山中地区保護司会 保護司
東山地区青少年育成協議会 会長
平井学区スポーツ協会 顧問
旭東学区体育協会 評議員
平井学区教育振興会 副会長
平井学区安全パトロール隊 隊長
岡山県立岡山御津高等学校校友会 理事
岡山県立岡山御津高等学校校友会 岡山支部 支部長
岡山大学附属中学校同窓会 評議員
岡山市立東山中学校元PTA会長
岡山市立平井小学校元PTA会長